食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。
かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、
という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。
突然ですが、皆さん、カニバリズム(人食い)をテーマにしたマンガって読んだことありますか?
『ガンニバル』は、その異様なテーマに加えて、閉鎖的な村社会がリアルに描かれており、息が詰まるような緊張感が魅力です。
単なるホラーではなく、登場人物たちの葛藤や人間ドラマがしっかりと描かれ、あなたも彼らの行動や決断に共感すること間違いなし。
怖いけど、やめられないサスペンスをぜひ体験してください!
こんな人におすすめ
ホラー好きな方へ
閉鎖的な村で繰り広げられる不気味な風習や、カニバリズムがメインテーマ。血まみれのシーンも登場し、グロテスクな描写があるので、ホラー好きな方には大満足の一作です。
サスペンスファンにおすすめ
サスペンス好きの方は、『ガンニバル』に引き込まれること間違いなし!村全体に漂う不穏な雰囲気と、次々と明らかになる謎に、最後まで目が離せません。
ディープなテーマを好む人にぴったり
カニバリズムという衝撃的なテーマに加え、善悪の曖昧さや複雑な人間関係が描かれています。ディープな内容に引き込まれること間違いなし。
実写ドラマファン
実写ドラマ化されたことで、ますます話題となっています。ドラマ版では描ききれない原作の深みを楽しむためにも、原作マンガをぜひチェックしてください。
極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。
基本情報:作者、全巻数、あらすじ
基本情報
ジャンル | ホラー、サスペンス |
---|---|
原作・作画 | 二宮正明 |
掲載誌 | 週刊漫画ゴラク |
発表期間 | 2018年 – 2021年 |
巻数 | 全13巻 |
あらすじ
山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。
村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、
一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に
徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。
次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、
引用:日本文芸社 ガンニバル 二宮正明
一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、
驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!
レビュー:おもしろい点、つまらない点
おもしろい、魅力など好評5選
〇 閉鎖的な村の不気味さが絶妙
『ガンニバル』の舞台は、現代社会から取り残されたかのような小さな村。
村人たちは外界から孤立し、彼らだけの異様な風習を守り続けています。
特に、後藤家という一族がこの村を支配しており、その存在感は圧倒的。
村全体に漂う閉鎖性と不穏さが、息をつかせない緊張感を与えます。
まるで横溝正史の『八つ墓村』を彷彿とさせるかのようなサスペンスの設定が、物語に深みを持たせているのが特徴です。
引用:日本文芸社 ガンニバル 二宮正明
〇 カニバリズムという衝撃的なテーマ
カニバリズム(人食い)というテーマは非常に衝撃的で、物語全体に異様な緊張感を与えます。
これが単なるホラーではなく、文化や風習という深い背景と絡められていることで、物語に説得力が増しているのが特徴。
この異様なテーマが、日常と非日常の境界線を曖昧にし、強烈なインパクトがあります。
〇 村人たちの描写がリアル
単なる異常者として描かれているわけではない村人たち。
彼らは「村を守るため」という強い信念を持って行動しています。
時代に取り残されたこの村の風習と、その中で生きる人々の姿がリアルに描かれており、彼らの行動には彼らなりの正義があることが分かります。
架空の物語ですが、時折「本当にどこかの村でこんなことがあったのでは?」と思わせるリアリティがあり、引き込まれます。
彼らの立場や信念を知れば知るほど、単純な「悪」として片付けられないところが興味深いです。
引用:日本文芸社 ガンニバル 二宮正明
〇 サスペンス要素が濃厚
物語全体に流れる謎と緊張感が、読む手を止められなくする要素です。
特に、後藤家の正体やその恐ろしい風習が徐々に明らかになっていく展開にはハラハラさせられます。
「この村は何かがおかしい」という不安が少しずつ高まっていく構成が絶妙で、まさにページをめくる手が止まらない展開です。
〇 登場人物たちの表情描写が圧巻
登場人物の感情や内面を見事に描き切る絵の表現力も魅力のひとつ。
特に、恐怖や不安、疑念が表情に現れるシーンでは、その繊細な描写に引き込まれます。
泥臭く、迫力満点でありながら、細やかな感情がしっかりと伝わってくるので、登場人物たちに共感すること間違いなし。
単なるパニックホラーではなく、中身のあるホラー作品に仕上がっています。
引用:日本文芸社 ガンニバル 二宮正明
つまらない、難点など不評3選
× グロテスクな描写が多い
『ガンニバル』はカニバリズムを扱っているため、グロテスクな描写が多く、人によっては敬遠されるかもしれません。
特に、血まみれのシーンや肉を食べるシーンなどは、苦手な人にとってはつらいものがあるかもしれません。
しかしグロ系好きにとっては満足いく作品でしょう。
× ストーリーが重く、気が滅入る
『ガンニバル』は、重たいテーマを扱っているため、読むたびに気が滅入るという声もあります。
登場人物たちの苦悩や恐怖がリアルに描かれている一方で、息抜きできるような明るいシーンがほとんどないため、感情的に疲れる読者もいるかもしれません。
しかしその分、読み切った後の充実感はひと一倍ある作品に仕上がっています。
× キャラクターの区別がつきにくい
登場人物が多く、さらに村人たちの見た目が似ているため、誰が誰なのか分かりづらいと感じることがあります。
特に後藤家のメンバーは多数登場するため、多くのキャラは「後藤〇〇」で、似たようなキャラも登場します。
さらに過去の回想が差し込まれたり、後藤家の文化や信念が特殊なため、混乱する人もいるかもしれません。
しかし、それだけ綿密で上質なサスペンスに仕上がっていますので、見所とも言えます。
引用:日本文芸社 ガンニバル 二宮正明
個人的な総評
個人的おすすめ度★★★★☆
ホラー系はあまり読みませんが、ディズニープラスでも実写ドラマ化されて人気だということで、ミーハー感覚で読み始めました。
結果、すぐに世界観に引き込まれました。人気で実写ドラマ化されるのも頷けます。
最初は正直、カニバリズムなんてテーマがあるから読みにくいのでは?
と思っていましたが、意外にも物語の背景にある村社会や人間関係が深く描かれていて、非常に読み応えがありました。
『ガンニバル』では、善悪の境界が非常に曖昧に描かれています。
後藤家の一族は確かに異常な風習を持っていますが、彼らの行動には一貫した理由があり、それは彼らにとっての「正義」でもあります。
現代社会の常識から見れば明らかに「悪」である行動も、村の中では「正義」として捉えられている。
このような善悪の相対性をテーマにしている点で、深い考察を促す作品だと感じました。
倫理観について考えさせられる、非常に奥深い作品です。
グロテスクなシーンが多いので、正直苦手な人には向かないかもしれませんが、その描写が逆にリアリティを増しているとも思います。
緊張感とサスペンスが詰まったこの作品は、読んで損はない一冊です!
まとめ:おすすめする人
『ガンニバル』は、カニバリズムや閉鎖的な村社会という異様なテーマを通じて、恐怖とサスペンスが見事に絡み合った作品です。
読むたびに緊張感が高まり、次の展開が気になること間違いなし。
この異常な村の真実を、ぜひあなたも目の当たりにしてください。
気になった方は、今すぐ『ガンニバル』をチェックしてみましょう!
- ホラー好きな方へ
- サスペンスファンにおすすめ
- ディープなテーマを好む人
- 実写ドラマファン
- グロテスクな描写が苦手な人
- 軽い読後感を求める人
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