マンガ「エンゼルバンク」は面白い？つまらない？転職を考えている人にはおすすめ

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに！
何十時間もかけて読み切ったのに！
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか？
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

　

今回はこのような人へ向けて、、、

転職したいけど、どうしよう？
転職活動って大変そうだな。

転職やキャリアチェンジに悩んでいるあなたへ、マンガ「エンゼルバンク」をおすすめします。
この作品は、社会で働く人々が直面する様々な課題に対して、新たな視点を提供してくれる珠玉の一冊です。
転職やキャリアアップを考えている方だけでなく、現在の職場での自分の立ち位置を見直したい方にも役立つ内容が満載です。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

概要

基本情報

ジャンル	ビジネス、人間ドラマ
原作	三田紀房
掲載誌	モーニング
発表期間	2007年 – 2010年
巻数	全14巻

あらすじ

今の仕事に悩んでないか!?
転職を考えているなら……その時こそが人生の転機だ!!

龍山高校英語教師・井野真々子（いの・ままこ）は、転職代理人の海老沢康生（えびさわ・やすお）と出会った。
そして、彼の話にひかれ転職を決意。
選んだ職業は、海老沢と同じく転職代理人!!

メディアに騙されるな、イメージに惑わされるな。これは社会人のための“ドラゴン桜”だ！

引用：講談社　エンゼルバンク　１巻　三田紀房

レビュー

面白い、魅力などの好評点

〇 リアルな転職市場の描写

「エンゼルバンク」は、現実の転職市場を詳細に描いており、読者が実際に役立てることができる知識が満載です。
企業の求める人材像や面接対策、履歴書の書き方など、具体的なアドバイスがふんだんに盛り込まれています。
例えば、企業が求めるスキルセットや適性を詳しく説明するエピソードは、転職を考える読者にとって非常に有益です。

また転職活動の裏側や、転職エージェントの仕事のリアルな側面が描かれており、転職を考えている人には非常に参考になる内容です。
エージェントとクライアントの関係性や、転職市場の動向など、普段は見えない部分が明らかにされます。
例えば、クライアントとの信頼関係の築き方や、企業との交渉術など、実際の現場で役立つ知識が豊富です。

　

〇 マンガで楽しく学べる

「エンゼルバンク」は、勉強しようと思って読むのではなく、単純にマンガとしても面白い作品です。
世の中にはマンガで学べるシリーズがたくさんありますが、その多くはマンガとしての面白さに欠けるものも少なくありません。

しかし、「エンゼルバンク」はマンガとしても楽しめる作品で、本当に楽しく学べます。
もちろん全員が面白いと感じるわけではありませんが、他のマンガで学べるシリーズと比較すると、格別に面白さがあります。

　

〇 主人公の成長

主人公の井野真々子が、転職エージェントとしてのキャリアを通じて成長していく過程が描かれており、その過程が非常に魅力的です。
彼女の奮闘や葛藤が、読者に勇気と希望を与えてくれます。
井野がクライアントの成功を見届けるたびに、自分自身も成長していく姿が感動的です。

引用：講談社　エンゼルバンク　1話　三田紀房

つまらない、難点など不評点

× 専門用語が多い

マンガで楽しく学べると言っても、ワンピースや鬼滅の刃のように少年雑誌ではなく、青年誌ですので、一定の難しさはあります。
ビジネスや転職に関する専門用語が多く登場するため、ビジネスに馴染みのない読者には難解に感じられる部分があるかもしれません。
特に、転職市場の特有の用語や概念に対する説明が不足している場合、読者がストーリーを追うのに苦労することがあります。

　

× ドラゴン桜外伝ではない

「ドラゴン桜外伝」という副題がついていますが、ストーリー自体はドラゴン桜と別物です。
ドラゴン桜の主人公である桜木がわき役として出てくるだけです。
ドラゴン桜の登場人物やエピソードを期待していると少し期待外れになるかもしれません。
きっとドラゴン桜の人気に便乗して、「エンゼルバンク」も売ろうという戦略でしょう。

　

× 絵のクオリティに難あり

「エンゼルバンク」の絵については賛否があります。
私は正直、絵が下手だと感じてしまいました。
もっと絵が上手ければ、面白さや感動、全体的な魅力がさらに増したのではないかと思います。
ところどころ絵の下手さが気になってしまいました。

　

個人的な総評

個人的おすすめ度★★★★★

非常にためになる作品です。
しかもマンガとして楽しみながら学べるのが魅力的です。
転職についてここまで実用的に学べるマンガは他にないと思います。

私はこの本を読んで転職をしませんでしたが、それでも意味がありました。
逆に、今の会社の良さを再認識し、ここで頑張ろうと決意することができました。

将来、職場環境が変わったり、会社が倒産やリストラで転職せざるを得ない状況になるかもしれません。
そのためにも、キャリアアップについて真剣に考えるようになりました。

もちろん、体系的に学べるビジネス書で転職について勉強するのが一番です。
しかし、本気で転職を考える時期でないと、なかなか読む気になれないですよね。

それなら、気分転換や娯楽の一環として「エンゼルバンク」を読むのは非常に良い選択です。
今は転職する気がない人でも、将来どうなるかわかりません。
今から準備しないと急に自分の市場価値を上げるのは難しいです。
「エンゼルバンク」を楽しく読んで、将来に備えましょう。

まとめ

「エンゼルバンク」は、転職やキャリアチェンジに関心のある全ての人々にとって非常に価値のある作品です。
現実の転職市場をリアルに描きつつ、読者に具体的なアドバイスを提供してくれます。
それをマンガとしての面白さがありながら、楽しく学べる点が大きな魅力です。

あなたに合うマンガでしたでしょうか。

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