戦国時代の忍者たちが織り成す悲劇!バジリスクの魅力とは?

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

 

今回紹介するマンガは「バジリスク ~甲賀忍法帖~」
この作品は、戦国時代を背景に、甲賀と伊賀という二つの忍者集団が対決するストーリーです。
パチンコ、スロットにもなり、知っている人は多いかもしれません。

この記事では、「バジリスク」の面白さやつまらないと感じる点、さらにはどんな人におすすめか、逆にどんな人には向いていないかも含めて、詳しく解説していきます。


こんな人におすすめ

忍者や戦国時代に興味がある人
忍者である甲賀10人vs伊賀10人の迫力満点の忍術バトルが描かれます。

絵の上手さを求める人
背景、キャラクター、バトルシーン、いずれをとっても絵のクオリティーが高いです。

シリアスで感動的な物語が好きな人
愛し合う二人が互いに傷つけ合う、忍者たちの重い運命が描かれます。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

目次

概要

基本情報

ジャンル時代劇、忍者、バトル
原作・作画山田風太郎・せがわまさき
掲載誌ヤングマガジンアッパーズ
発表期間2003年 – 2004年
巻数全5巻

あらすじ

奇想天外痛快無比!山田風太郎の代表作『甲賀忍法帖』を待望の漫画化、まったく新しく生まれ変わった、それが『バジリスク』!

江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀と伊賀という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。
だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた。
そして――!

引用:講談社 バジリスク 1巻 せがわまさき

レビュー

面白い、魅力などの好評点

〇 独創的な世界観と設定

甲賀と伊賀という二つの忍者集団が徳川家康の後継をめぐって戦うという設定は、歴史好き、忍者好きにはたまらない展開です。

甲賀と伊賀の両陣営には、それぞれ特徴的なキャラクターが揃っています。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、忍法の域を超えているのではないか、というキャラも出てきます。
これらのキャラクターが持つ忍法や戦い方も多彩で、繰り出す技の数々は、まるで映画を見ているかのような迫力です。

また、単純な力比べではなく、知略や策略が交錯する戦いは、見ているだけで手に汗握ります。

繊細で美しい作画

描かれている背景やキャラクターのデザインは、昔の時代を感じさせる美しさがあります。
特に戦闘シーンの迫力ある描写や、キャラクターの表情の細かな変化がとても印象的です。
全体的な絵の上手さが、この作品の重たいテーマをうまく引き立てていて、見ているだけでも楽しめます

〇 深いテーマとメッセージ

「愛し合う二人が戦いの渦中に巻き込まれ、互いに傷つけ合う運命」は単純でありながら感動します。
愛が憎しみに変わる瞬間や、信頼が裏切りに転じる時の心の動きが細かく描かれており、人間の複雑な感情がリアルに感じられます。

「バジリスク」は単なるアクションマンガではなく、愛、忠誠心、裏切り、運命といった深いテーマが含まれています。
物語を読み終えた後にも、キャラクターたちの生き様や選択について考えさせられることが多く、心に残るメッセージ性の強い作品です。

引用:講談社 バジリスク 1巻 せがわまさき

つまらない、難点など不評点

× 重すぎるテーマとシリアスなトーン

物語全体がシリアスで重いテーマを扱っているため、軽い気持ちで読みたい場合には適していません。
ストーリーが進むにつれて、キャラクターたちの運命はどんどん厳しくなります。

全体を通してダークな雰囲気が支配しており、ユーモアや軽いシーンもほとんどありません
物語に重さや深刻さがある一方で、読んでいて疲れてしまうこともあります。

× 残酷な描写が多い

戦闘シーンでは残酷な描写が多く、血や死の場面が頻繁に出てきます。
絵が上手いため、背景の美しさや戦闘シーンの迫力が増すと同時に、残酷なシーンでは痛々しさも倍増です。
残酷なシーンが苦手な人には不快に感じることがあるかもしれません。

× キャラクターの数が多く、混乱することがある

登場人物が多いため、特に初めて読む際にはキャラクターの関係性や忍法が混乱しやすい部分があります。

話自体は単純で、忍者の甲賀10人VS伊賀の10人の戦いです。
しかし合計20人入り乱れて登場するため、誰がどっちのチームだか分からなくなります。
何かマークをつけて欲しいくらいです。

分からなくても忍術バトルを楽しめますが、理解しながら読んだ方が楽しめます。

個人的な総評

個人的おすすめ度★★★★☆

「バジリスク」を読んでみて、まず感じたのは、「忍者同士の戦いはおもしろい!!」です。
大人版の「NARUTO」のようなイメージでしょうか。
様々な忍者、忍術による迫力ある戦闘シーンは圧巻です。
手に汗握る展開で、全5巻一気に読み進めてしまいました。
でももう少しバトルシーンが多かったら良かったかも。

バトルだけでも十分楽しめますが、キャラクターたちのそれぞれが背負っている運命や信念に引き込まれました。
敵同士でありながら愛し合う二人、弦之介と朧の関係には、そして最終的な運命には単純でありながら感動です。

全体としては非常に完成度の高い作品で、戦国時代の雰囲気や忍者たちの世界観にどっぷりと浸かることができました。

まとめ

「バジリスク ~甲賀忍法帖~」は、戦国時代の忍者たちの熾烈な戦いを描いた、心に深く刻まれるマンガです。
迫力ある戦闘シーン、美麗な作画、そして感動的な愛と悲劇の物語が詰まっており、特に忍者や戦国時代に興味がある人には強くおすすめできます。

購読をおすすめする人
  • 忍者や戦国時代に興味がある人
  • 絵の上手さを求める人
  • シリアスで感動的な物語が好きな人
購読をおすすめしない人
  • 軽く楽しめる作品を探している人
  • 残酷な描写が苦手な人
  • ハッピーエンドを期待している人

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