『D-LIVE!!』レビュー：乗り物アクション好き必見！短編でサクッと楽しめる名作

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに！
何十時間もかけて読み切ったのに！
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか？
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

　

「乗り物アクションが好き！」
「短編で気軽に読めるマンガを探している」
そんなあなたにぴったりのマンガ『D-LIVE!!』（ドライブ）を紹介します。

この作品の主人公は、戦闘ヘリや潜水艇まで、ありとあらゆる乗り物を操るスーパーマルチドライバー！
次々に登場する乗り物を華麗に乗りこなす姿は、読者の心を掴んで離しません。
乗り物ファンなら、どのシーンを見てもワクワクすること間違いなしです。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

基本情報：作者、全巻数、あらすじ

基本情報

ジャンル	アクション
原作・作画	皆川亮二
掲載誌	週刊少年サンデー
発表期間	2002年 – 2006年
巻数	全15巻

あらすじ

ドライビングアクション発進！
「お前に生命（いのち）を吹き込んでやる!!」

特殊な依頼にも対応すべく、世界中からあらゆる分野のスペシャリストを集めた国際的人材派遣会社Almighty Support Entrprise―通称ASE（エース）。
その仕事ぶりは迅速にして完璧。高額料金にもかかわらず、信頼度の高さから依頼は引きもきらない。登録メンバーになれるのは、選び抜かれた特殊能力者のみという厳しい会社。

斑鳩悟（いかるが さとる）、17歳、高校生。ふだんはユル～いダメ男子だが、じつはズバ抜けた運転の才能の持ち主で、どんなマシンでも完璧に乗りこなす天才マルチドライバー。
乗り物には魂があると信じている彼は、ピンハネ後のわずかな報酬にもめげず、次々と危険な任務に挑み続ける。

一度も乗ったことのない特別製ジェットスキーを操縦して銀行強盗を追う「地下水道」。巨大建機を操る「脱出」他

引用：小学館　D-LIVE!!　皆川亮二

レビュー：おもしろい点、つまらない点

おもしろい、魅力など好評3選

〇 多彩な乗り物を駆使するスーパーマルチドライバー

『ドライブ』の主人公は、どんな乗り物でも瞬時に乗りこなす「スーパーマルチドライバー」。
車やバイクだけでなく、スノーモービル、戦闘ヘリ、潜水艇、キックボードまで、陸・海・空を問わず操縦できる圧倒的なドライビングスキルが描かれています。
しかも、乗り物が登場するたびにその性能や特徴が丁寧に説明され、画力も相まって、全く知らない乗り物でもその場にいるかのような迫力を感じることができます。

引用：小学館　D-LIVE!!　皆川亮二

〇 短編でサクッと読める

エピソードは基本的に3～4話で完結する短編形式。
これにより、仕事や勉強で忙しい社会人や学生でも、時間をかけずに満足感を得られる作りになっています。

事件や依頼→解決というシンプルな流れでありながら、各話で異なる乗り物が登場するので、新鮮な気持ちで楽しむことができます。
「いつでもサクッと読める」という点は、忙しい現代人には非常に嬉しいポイントです。

〇 熱いセリフが心に響く

物語の中で、主人公が乗り物に乗るときに発する「お前に生命を吹き込んでやる！！」や、クライマックスでの「お前に魂があるなら…応えろ！！」というセリフは、まさに男心をくすぐるもの。

どんなに厳しい状況でも、乗り物を信じて限界を超えていく姿勢は、熱くさせられること間違いなしです。
この力強いセリフ回しが、アクションシーンをさらに盛り上げてくれます。

引用：小学館　D-LIVE!!　皆川亮二

つまらない、難点など不評3選

× 5巻から本領発揮！

4巻までも十分におもしろいがですが、役者が揃いきって本領発揮するのは5巻あたりから。

マルチドライバーである主人公を助ける、超一流のメカニック、007のジェームズボンドのような諜報員など、これまた男心くすぐるキャラクターが出てきます。
スラムダンクも三井、宮城が入ってからが本領発揮。

最初の数巻で「少し物足りない」と感じる読者もいるかもしれませんが、徐々に面白くなるので是非我慢して5巻まで読んで欲しい。

× エピソードのパターンが似ている

各エピソードの構成は、名探偵コナンと同じで「事件が発生→解決」という流れが基本です。

各エピソードごとに乗り物や状況は異なるものの、物語の大まかなパターンは変わりません。
ですので、名探偵コナンのように同じパターンが繰り返されると飽きてしまう人は合わないかもしれません。

ただ、全15巻と比較的コンパクトな作品なので、飽きる前に完結します。

× 重いテーマは期待できない

深いテーマや重厚なストーリーを味わいたいときには向いていません。
作風としては、あくまでアクションやドライビングシーンが主軸であり、メッセージ性の強いテーマや哲学的な要素は少ないです。

例えるなら「こち亀」のように、軽快に読めるエンタメ作品。
深く考えることなく、短時間でスカッとしたいときに最適です。

引用：小学館　D-LIVE!!　皆川亮二

個人的な総評

個人的おすすめ度★★★★☆

乗り物をかっこよく乗りこなす。
それだけで、こんなにワクワクするとは、、、。
男の欲求の芯に訴えるような作品です。
普段の学校では頼りないのに、乗り物に乗ると人が変わるところも、ありきたりですが、男心をくすぐります。
深いテーマ性はないので、★を一つ下げて4にしたが、おもしろさは十分です。

深いテーマ性はないと書きましたが、読んでいて非常に気持ちが前向きになります。
理由は、主人公がどんな状況でもあきらめず、そのときできる行動を積み重ねる、そんな姿が繰り返し描かれるからです。
1エピソード15～30分くらいで読めて、気持ちが前向きになりますので、気分転換に読むマンガとしては最適だと感じました。

アニメ化や映画化されていないためあまり知名度は高くないですが、もっと日の目を浴びてもいい気がします。
15巻というコンパクトなサイズ感で、完結までしっかりまとまっているので、気軽に手に取ってみてください。

まとめ：おすすめする人

『D-LIVE!!』は、忙しい日常の中で、サクッと読めるアクション満載のマンガです。
乗り物アクションが好きな方、テンポ良く進む短編マンガを探している方におすすめです。
この機会にぜひ手に取って、スリリングな乗り物アクションを体験してみてください！

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