食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。
かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、
という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。
今回はこのような人へ向けて、、、
- 単純なパワーでぶつかり合うより、心理戦のマンガ好きなんだよね。
だって弱者が強者を戦略で出し抜くとかスカッとするじゃん。
心理戦のマンガだと、ライアーゲームとか賭ケグルイとかみたいなゲームベースの作品が多いよね。
ゲームベースじゃない心理戦のマンガないかな? -
アニメ化、実写映画化もされた人気作「約束のネバーランド」がおすすめです。
孤児院で平和に暮らしている児童たち、実は自分たちが食べ物として育てられていることを知り、脱出を計画します。
相手は知性も体格も圧倒的な大人たち。彼らがいかにして脱出するか、見所です。
心理戦を楽しみたい人
主人公は児童たちなので、常に相手は強者です。存分に心理戦が味わえます。
サスペンスやミステリーが好きな人
個々の心理戦だけでなく、物語全体の謎にも心理的に解決へ向かいます。
単調な展開が苦手な人
物語がどんどん進み、新しい出来事が次々に起こるので、単調に感じることがありません。
展開が変わりすぎて、思ったマンガと違うと離脱する人がいるくらいです。
極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。
概要
基本情報
ジャンル | サスペンス、ファンタジー |
---|---|
原作・作画 | 白井カイウ・出水ぽすか |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
発表期間 | 2016年 – 2020年 |
巻数 | 全20巻 |
あらすじ
色々な孤児が集まる「孤児院」・グレイス=フィールド(GF)ハウスは、院のシスターで「ママ」と慕われるイザベラのもとで、血縁関係のない兄弟姉妹たちが幸せに暮らしていた。
ここでは、赤ん坊のころに預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す…と孤児たちは教えられていた。里親が見つかり、外の世界に出ることになったというコニーが人形を置き忘れたため、主人公で身体能力に優れるエマと、知略に優れるノーマンはそれを届ける。
しかし二人は、近づくことを禁じられていた「門」でコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃する。そこから「鬼」の存在を知った二人は、リアリストで博識なレイのほか、ドン、ギルダを仲間に引き入れ、GFからの脱獄計画をスタートさせる。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「約束のネバーランド」
レビュー
面白い、魅力などの好評点
〇 閉ざされた空間での心理戦
グレイス=フィールドハウスという孤児院は、一見すると楽園のような場所です。
しかし、子どもたちが実は「食べ物」として育てられていることを知ったとき、彼らは脱出を計画します。
この脱出計画は、孤児院の監視をかいくぐるための緻密な心理戦が展開されます。
院のシスターであるママ(イザベラ)との駆け引きや、仲間内での信頼関係が試される場面は、非常に緊張感があります。
例えば、偽の計画を作ってママを欺く場面や、裏切り者を見つけるための策略など、読んでいて手に汗を握る展開が続きます。
〇 弱者が強者を戦略で倒す爽快感
エマ、ノーマン、レイたちは、子どもたちの中でも特に頭が良く、知恵を使って大人たちに立ち向かいます。
彼らは、自分たちの限られた資源と情報を駆使して、強大な敵に挑みます。
この過程で、例えばノーマンがリスクを取って大胆な計画を立てる場面など、戦略が成功したときの爽快感は抜群です。
〇 緻密な世界観
孤児院のシステムや外の世界の設定が非常に細かく描かれています。
物語が進むにつれて、孤児院の秘密や外の世界の真実が次々に明かされます。
ここまで広げた世界観で考えていたのかと驚きです。
ハンターハンターや進撃の巨人、クレイモアなどに似ています。
物語が進むごとにどんどん世界観が広がり、話に深みが増していきます。
引用:集英社 約束のネバーランド 1話 白井カイウ・出水ぽすか
つまらない、難点など不評点
× 前半と後半でジャンルが異なる
物語の前半は孤児院内でのサスペンスが中心ですが、後半は孤児院を脱出した後の冒険や新たな敵との戦いが中心になります。
この急激なジャンルの変化に、一部の人は戸惑うかもしれません。
前半の緊張感ある心理戦が好きな人には、後半の冒険パートがつまらなく感じることもあります。
× 頭を結構使う
「約束のネバーランド」は、複雑な設定やストーリー展開が多いため、理解するのに時間がかかることがあります。
個々の心理戦だけでも非常に頭を使います。
そのうえ、外の世界や敵の存在、孤児院のシステムなど、細かい設定も多いため、一度読んだだけでは全てを把握しきれないことがあります。
このため、気軽にマンガを楽しみたい人には合わないかもしれません。
× 一部のエピソードが微妙
物語の中では、様々なエピソードがあります。
孤児院脱出後は、明確なゴールがない中で進む部分もあるため、人によってはつまらなく感じるエピソードもあるでしょう。
これにより、物語のテンポが少し崩れることがあります。
個人的な総評
個人的おすすめ度★★★★☆
「約束のネバーランド」をつまらないと言っている人は多いです。
理由はジャンルが孤児院脱出前後で大きく変わるためだと思います。
孤児院脱出前は心理戦メイン、脱出後は冒険やバトルメインとなります。
そして映画やアニメの1期は、孤児院の脱出までが描かれています。
そのため、映画やアニメをおもしろいと思い、続きをマンガで読んだ人は、予想と違うジャンルでつまらないと感じるでしょう。
しかし厳密には、つまらないというより期待外れという意味合いかと思います。
一貫して常に主人公たちは弱者で心理戦が絡みます。
先入観なしに読めば、マンガ自体はおもしろいと思います。
私はマンガから入り、一気読みしたので、おもしろいと感じました。
それでも確かに脱出前と後を比べると脱出前の方がおもしろいですが、心理戦好きなら、つまらないマンガではないと思います。
まとめ
「約束のネバーランド」の心理戦や戦略的な展開には引き込まれます。
物語の前半と後半とのジャンル変化が一部の人にとって一部の人には合わないかもしれませんが、全体として満足度の高い作品です。
サスペンスやミステリーが好きな方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
- 心理戦を楽しみたい人
- サスペンスやミステリーが好きな人
- 単調な展開が苦手な人
- 一貫したジャンルを求める人
- 複雑な設定や世界観が苦手な人
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