マンガ「今日から俺は!!」はつまらない?不良&ギャグマンガ好きにはおすすめ

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

 

今回はこのような人へ向けて、、、

不良マンガ好きなんだよね。
今は気楽にマンガを読みたい気分。
おすすめのマンガないかな?

気楽に読める不良マンガと言ったら、伝説的な青春不良コメディ『今日から俺は!!』がおすすめです。
1988年から1997年まで連載され、多くのファンを魅了しました。

2018年から2020年にかけては、テレビドラマ・実写映画化され、リバイバルヒットを記録しました。
物語は、不良として新たな人生を始めようとする主人公・三橋貴志と伊藤真司の奮闘を描いており、ギャグと友情、アクションが満載です。

こんな人におすすめ

懐かしさを感じたい80年代、90年代の人
根本はギャグや友情の青春マンガのため、今読んでも色褪せることなく楽しめます。

昔の作品を再発見したい若い人
古さを感じながらも、不良のツッパリ文化や1990年代のギャグなど、一周回って新たな視点で楽しめます。

ギャグマンガ好き、不良マンガ好きの人
独特なギャグセンスがありますので、新たなギャグマンガ、不良マンガに出会えます。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

目次

概要

基本情報

ジャンルギャグ、青春、バトル、ヤンキー
原作西森博之
掲載誌週刊少年サンデー
発表期間1988年 – 1997年
巻数全38巻

あらすじ

「この転校をキッカケに俺は…」

今までさえなかった三橋は目立ちたい一心で金髪パーマでツッパリデビュー!
そんな三橋の前にもう一人の転校生、トンガリ頭にマスクでキメた伊藤が現れて……。

金髪とトンガリ頭の最強ツッパリコンビが繰り広げる青春不良コメディ!

引用:小学館 今日から俺は!! 1巻 西森博之

レビュー

面白い、魅力などの好評点

個性的なキャラクター

三橋貴志と伊藤真司という二人の主人公は、まったく異なる性格とスタイルを持っています。
三橋はずる賢く狡猾で、常に自分の利益を優先しますが、仲間のためにリスクを取る勇敢な一面もあります。
伊藤は真面目で誠実、正義感が強く、三橋の対極に位置するキャラクターです。
二人の掛け合いや対立、協力が物語の中心となり、読者を引きつけます。

さらに、ライバルキャラクターも魅力的で、三橋や伊藤との対立や和解がストーリーに深みを与えます。
敵役だけでなく、ヒロインたちも個性豊かで、それぞれのキャラクターが持つ背景や成長が描かれることで、物語全体が立体的に感じられます。

ギャグのセンス

作者:西森博之のギャグは、一見シリアスな場面でも笑いを引き起こす絶妙なタイミングと表現力が特徴です。
例えば、激しい喧嘩の最中に突如としてコミカルな表情や状況が挿入されることで、緊張感が一気にほぐれ、読者を笑わせます。
このギャップが読者に新鮮な驚きを提供し、飽きさせないポイントです。

また、キャラクター同士の会話や行動もユーモアに溢れており、特に三橋のずる賢い策略が裏目に出るシーンや、伊藤の真面目さが過剰に発揮されるシーンなど、読者の笑いを誘います。
ギャグマンガとしての要素がしっかりと盛り込まれているため、常に楽しみながら読み進めることができます

テンポの良いストーリー

『今日から俺は!!』の物語展開は非常にテンポが良く、次々と起こる事件や対立が読者を飽きさせません。
一話完結型のエピソードも多く、短い時間でもサクサクと読み進められる点が魅力です。
それぞれのエピソードがしっかりと起承転結を持ち、読後感も爽快です。

また、それぞれのエピソードが異なるテーマやシチュエーションを持っており、飽きることがありません。
学校内での出来事や街中でのトラブル、家庭でのエピソードなど、舞台や状況が変わることで、物語に多様性が生まれます。
このようなバリエーション豊富なエピソードが、読者を常に新鮮な気持ちにさせる要因となっています。

感動的なエピソード

ギャグやアクションが主体の『今日から俺は!!』ですが、感動的なエピソードも数多く存在します。
例えば、仲間との絆を描いたエピソードでは、普段はふざけているキャラクターたちの真剣な表情や行動が描かれ、読者の心に深く響きます。
三橋と伊藤の友情や、敵対していたキャラクターとの和解など、人間関係の深さや変化が丁寧に描かれることで、単なるコメディ以上の感動を味わうことができます

こうしたエピソードが物語全体に緩急をつけ、読者を感動させると同時に、キャラクターに対する愛着をさらに深めます。

引用:小学館 今日から俺は!! 1話 西森博之

つまらない、難点など不評点

古い時代背景

『今日から俺は!!』は1980年代後半から1990年代前半を舞台にしているため、現代の若い読者には馴染みにくい部分があります。
特に、携帯電話やインターネットが普及する前の時代背景は、現在の生活とは大きく異なります。
これにより、一部のエピソードやキャラクターの行動が現実感を欠くように感じられることがあるかもしれません。

また、当時の日本社会やツッパリ文化に対する理解が浅いと、作品の背景やキャラクターの動機が十分に伝わらない場合があります。
こうした文化的・歴史的なギャップが、読者の没入感を妨げる可能性があります。

ギャグの相性

ギャグのセンスは人それぞれであり、『今日から俺は!!』のギャグが全ての読者に合うわけではありません。
特に、80年代後半から90年代初頭のギャグスタイルや言葉遊びが、現代の若い読者には古臭く感じられることがあります。
ギャグの好みの違いが、作品の評価を分ける要因となり得ます。

話がワンがパターン?

一部のエピソードやストーリー展開が予測可能であるため、驚きや新鮮味が薄れることがあります。
特に、主要キャラクターが何度も同じような困難に直面し、それを乗り越えるというフォーマットが繰り返されることで、物語全体に新鮮さを欠く場合があります。
例えば、三橋の策略が失敗して伊藤がそれを助けるというパターンが多く見られるため、キャラクターの行動が予測可能となり、新鮮味が失われることがあります。
このため、一部の読者にはワンパターンでつまらないと感じられることがあります。

総評

個人的おすすめ度★★★★★

個人的には大好きなマンガです。
この作品がドラマ化、映画化されたときは、本当に嬉しかったです。
まるで、長い間会っていなかった親友が再び目の前に現れたような感動がありました。

ギャグのセンスは自分にぴったりで、読んでいる間ずっと笑いが絶えません。
大爆笑ではないですが、終始くすくすと笑える、その温かいユーモアが心地よいです。
私は、作者の西森博之さんとの相性が非常に良く、同じ作者の他の作品も大好きです。

主人公の三橋は、単純に不良として強いだけでなく、ずる賢く戦略的に戦う姿が魅力的です。
その弱さと強さが共存するキャラクターには、昔憧れたこともありました。
そして意外と感動するエピソードも多く、読んでいて何度も胸が熱くなります。

『今日から俺は!!』は、ギャグ、バトル、感動がバランス良く詰まった名作です。
暴力性もマイルドで、性描写もないので、子供にもおすすめです。

まとめ

『今日から俺は!!』は、ギャグとアクション、青春ドラマが絶妙に組み合わさった作品で、幅広い層の読者に楽しんでもらえる作品です。
時代背景やギャグの好みが合わない場合もありますが、それを補って余りある魅力があります。

おすすめする人
  • 懐かしさを感じたい80年代、90年代の人
  • 昔の作品を再発見したい若い人
  • ギャグマンガ好き、不良マンガが好きな人
おすすめしない人
  • ギャグのセンスが合わない人
  • 過激な不良マンガを好む人
  • 現代的な設定を好む人

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