マンガ「幽遊白書」はつまらない?ハンターハンターの再開待ちの方にはおすすめ

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

 

今回はこのような人へ向けて、、、

ハンターハンター再開まだ?
続きが読みたくモヤモヤする。
この気持ちを解消できる漫画ない?

そんなあなたへは、「幽遊白書」がおすすめです。
「ハンターハンター」の作者:冨樫義博先生の前の作品になります。
「幽遊白書」は1990年代に週刊少年ジャンプで連載され、当時の読者を熱狂させた伝説的なバトルアクション漫画です。
ハンターハンターと同じ作者であることから、似ている部分もあり、ハンターハンター再開待ちのモヤモヤを多少なりとも解消してくれるでしょう。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

目次

概要

基本情報

ジャンルバトル、ファンタジー
原作冨樫義博
掲載誌週刊少年ジャンプ
発表期間1990年12月
– 1994年7月
巻数全19巻

あらすじ

「幽遊白書」は、不良少年である浦飯幽助が交通事故で命を落とす衝撃的な幕開けから始まる。
幽助は、自らの命を投げ打って子供を救ったことにより、その行動が霊界でも予期されていなかったため、復活のチャンスを与えられることになる。

幽助は霊界案内人のぼたんと共に霊界へと向かい、霊界の王・閻魔大王の息子であるコエンマから「霊界探偵」という新たな役割を与えられる。
幽助は、生き返るための試練を乗り越え、無事に現世に復活するが、彼の新たな冒険はここから始まる。

幽助の最初の任務は、霊界の三つの秘宝を盗んだ犯人を捕まえること。
この任務をきっかけに、幽助は個性豊かな仲間たちと出会うことになる。人間界最強の不良少年・桑原和真、冷静沈着な妖狐・蔵馬、そして冷酷無比な炎使い・飛影。
彼らと共に、幽助は次々と困難な任務に挑んでいく。。。

レビュー

面白い、魅力などの好評点

男心くすぐるバトルシーン

バトルシーンは非常に迫力があり、各キャラクターの個性的な戦闘スタイルや特殊能力が見どころです。
例えば、幽助の霊丸や飛影の邪王炎殺黒龍波、戸愚呂弟の100%中の100%など、読んだことがなくても聞いたことがあるのではないでしょうか?

前半の盛り上がりポイントは、6巻からの暗黒武術会です。
ドラゴンボールでいう天下一武道会、強いやつを決めるトーナメント戦が始まります。
読み始めてつまらないかもと思っても、是非6巻までは頑張って読んでください。
男心をくすぐる迫力ある技が多数登場し、魅了されること間違いなしです。

緻密なストーリーの数々

さすが富樫先生。ストーリーは非常に緻密に作り込まれており、各エピソードが次々と繋がる流れが秀逸です。
また、ひとつひとつのエピソードも相当練り込まれていると感じます。

特に綿密なエピソードを上げるなら、特定の言葉を言うと魂を抜かれてしまう、という戦いが描かれます。
具体的には、1分毎に50音の「あ」から順に言えなくなり、7分経つと「あいうえおかき」以外の言葉で話さなければいけない、ということです。
このルールで相当の会話が繰り広げられ、数十分経って50音の半分くらい言えなくなった後も、残りの言葉で変わらず相当の会話が繰り広げられます。
読み飛ばそうかと思うほどです。ましてや「本当に言ってないのかな?」と確認する気にもなれないほどの会話量。

ひとつのエピソードでどれだけ練り込んでいるんだろうと衝撃を受けます。
ハンターハンターを読んだことがある人なら想像できるでしょう。
その元祖を是非、幽遊白書で体験してみて欲しいです。

大人にも刺さるテーマの深さ

「幽遊白書」は単なるバトル漫画ではなく、さまざまなテーマを扱っております。
正義と悪、友情、成長、自己犠牲など、多くのテーマが物語を通じて描かれています。

例えば、敵キャラクターの多くは単純な悪役ではなく、それぞれの正義や信念を持っています。
通常、少年漫画では「妖怪=悪」という簡単な構図になりがちですが、「幽遊白書」では人間の闇の部分も描かれているのです。
また、心優しい妖怪が実はかつて大悪党であり、改心したエピソードなども含まれています。

この作品は、子供が単純なバトル漫画として読んでも面白いですが、大人が読んでも楽しめる深い内容となっています。

引用:幽遊白書 4巻

つまらない、難点など不評点

強さのインフレがおこる

少年漫画でよく見られるパワーのインフレが発生します。
戦いに戦略性はほとんどなく、キャラクターは際限なく強くなっていきます。
例えば、「ドラゴンボール」と同様に、世界で一番強いと思ったら別の惑星が存在し、さらに宇宙で一番強いと思ったら別の宇宙がある、といった具合です。

それでもキャラクターや技には魅力があり、面白いと感じられる部分も多いです。
しかし、戦略性を求める読者には気になる点かもしれません。

一部のストーリーの進行が遅い

中盤以降、ストーリーの進行が遅く感じる部分があります。
霊界探偵としての日常的な事件解決のエピソードなど、人によっては興味を引かないエピソードも含まれています。
メインのストーリーからやや脱線していると感じることがあり、テンポの悪さが気になる読者もいるかもしれません。

終盤の展開が急すぎ

連載終了が突然だったため、終盤の展開が急すぎです。
急というか年表だったりします・・・え!?逆に衝撃なので見て欲しいくらいです。

人気作であったにもかかわらず、大人の事情で急な終了を迎えたとされています。
読者としては非常に残念な部分であり、もっと詳細に描かれていれば、さらに面白かったはずです。
結果として、消化不良を感じることになるでしょう。

総評

個人的おすすめ度★★★★★

名作ですね。ちょうど世代で何度も読みました。
他のバトル漫画よりもキャラクターや技が魅力的です。
子供のころはよく技を真似して遊んでいました。
例えば、霊丸(れいがん)や戸愚呂兄弟の100%の力は、同世代の間では今でも例えとして使われることがあります。

意外なことに、大人になって読み返すと、子供のころには気づかなかったテーマの深さに感動します。
単なる善悪の対立ではなく、各キャラクターの正義や信念について考えさせられる点が魅力です。

また、「幽遊白書」は「ハンターハンター」と同じ冨樫義博先生の作品なので、「ハンターハンター」が好きな方にはぴったりだと思います。
特に、「ハンターハンター」の後半は文字が多く、話が複雑すぎてついていけないと感じる人には、「幽遊白書」の方がちょうど良い内容だと思います。

まとめ

「幽遊白書」は1990年代に週刊少年ジャンプで連載され、当時の読者を熱狂させた伝説的なバトルアクション漫画です。
男心くすぐるバトルシーン、緻密なストーリーの数々に引き込まれます。
ハンターハンターと同じ作者であることから、似ている部分もあり、ハンターハンター再開待ちのモヤモヤを多少なりとも解消してくれるでしょう。

おすすめする人
  • 990年代の漫画文化に触れたい人
  • バトルアクションが好きな男たち
  • ハンターハンターの再開待ちの人
おすすめしない人
  • パワーのインフレが嫌いな人
  • ストーリーの進行の遅さが気になる人
  • 終盤の展開の急ぎ具合に納得できない人

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