マンガ「モンキーピーク」はつまらない?サスペンスホラー好きにはおすすめ

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに!
何十時間もかけて読み切ったのに!
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

 

今回はこのような人へ向けて、、、

サスペンスホラー系って好きなんだよね
閉ざされた空間でサバイバルするみたいな
何かおすすめないかな?

サスペンスホラー系が好きなら「モンキーピーク」は既に読んだことありますか。
雪山という閉ざされた空間で、謎の猿に襲われながらも、生還を試みるという漫画です。
似た漫画では、ガンニバル、食糧人類、彼岸島。映画ではミスト。海外ドラマではウォーキングデット。あたりでしょうか。
このあたりの作品が好きな人にはハマるはずです。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

目次

概要

基本情報

ジャンルサスペンス、ホラー、パニック
原作志名坂高次
作画粂田晃宏
掲載誌週刊漫画ゴラク
発表期間2016年9月2日 – 2019年8月23日
巻数全12巻

続編として「モンキーピーク」の1年後の話を描いた「モンキーピーク the Rock」(全9巻)が出ています。
しかし「モンキーピーク」だけで綺麗に完結しますので、「モンキーピーク」だけ読んでも全く問題ありません。
「モンキーピーク」を読んでハマった人は、是非「モンキーピーク the Rock」も読んでみてください。

あらすじ

社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。
雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す!
藤ヶ谷製薬36名が体験した、未体験の悪意とは…!?
凍牌の志名坂高次が初の原作を手がけ、俊英・粂田晃宏が入魂の筆致で迫る。
戦慄と衝撃の山岳パニックホラー開幕!!

引用:モンキーピーク 1巻 志名坂高次

レビュー

魅力、メリットなどの好評点

舞台は雪山、敵は猿?秀逸な設定

他に類を見ないサスペンスホラー系の設定で、話の初めから興味を惹かれます。

キャンプ初日の夜に鉈(ナタ)を持った巨大な猿のような生物と遭遇し、翌朝には同僚の惨殺死体を発見する。
集めていた携帯電話も何者かによって破壊されており、外部へ救助要請も出来ない。
一行は下山を開始するが、何者かが案内板を変えたため、逆に山奥へと誘導されてしまう。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サスペンスホラー好きなら、これだけで興味湧きませんか?
次が気になり、どんどん読みたくなります。
全12巻で変に間延びせず、一気に読んでしまいます。

現実?空想?緩急によって増す緊迫感

作品によってはゾンビや怪物などが登場し、明らかに現実ではあり得ないものもあります。
そうなると空想の出来事として、一歩引いて見てしまい、世界観に入り込みずらいです。

しかし「モンキーピーク」の魅力は現実なのか、空想なのか、絶妙なラインをいくところです。
最初は現実味があり、グッと入り込ませる。
そこへ怪物のようなものを見せ、あれ?空想なのかなと気を少し緩ませ。
でも怪物ではない?とまた現実に引き戻し。
・・・

現実か空想なのか、どんどん気になってくると同時に、
単純に現実だけ、明らかに空想という設定より、気持ちを揺さぶられるので、緩急によって緊迫感が増します。
是非体験してみて欲しいです。

意外とストーリー性、メッセージ性あり

サスペンスホラー、パニックホラー系は、ホラーを第一に考え、ストーリーが二の次になる作品が多いです。
ハラハラドキドキするけど、話の粗が多すぎて気になってしまうというような。
ましてやメッセージ性なんてありません。

しかし「モンキーピーク」は他のホラー系に比べて、話の粗は少なくストーリー性があります。
さらに読み終わった後、前向きになるようなメッセージ性があります。
ただ単にハラハラドキドキさせるだけではありません。
サスペンスホラー系としては珍しく良作と言えます。

引用:モンキーピーク 1話

つまらなかった、難点など不評点

強靭すぎる登場人物たち

評価点で話の粗は少ないと書きましたが、全くないわけではありません。
一番気になるのは、強靭すぎる登場人物たちです。
例えば、革靴で登山し続けたり、雪山の中薄着で一晩越こしたりします。
あまり書くとネタバレになってしまうのでこれ以上書きませんが、これらは序の口です。

この程度は許容しないと、ホラー系として面白みも減ってしまうので、目をつぶりましょう。
この程度の粗がどうしても気になって、話に入り込めないという人には、「モンキーピーク」は合わないでしょう。

おバカな登場人物

こんな状況でこいつ何考えてるん!?何なん!?ってイラとする人が何人か出てきます。
読んでいるこっちは冷静に見てしまいますが、当事者として極限状態になるとおかしな判断や考えに陥るのでしょうか。
まあこういう人がいないと話が面白くならないし、プロ集団じゃないんだから現実味があるんでしょうけど。
ただ短絡的なおバカな行動を見ているとイライラして我慢できない!って人には合わないと思います。

総評

個人的おすすめ度★★★★☆ 

数あるサスペンスホラー系、パニックホラー系の中では良作と感じました。

最初に雪山で、敵は猿?という独特な設定に惹かれます。
読み進めると、単に怖がらせるだけでなく、ストーリー性もしっかりあるので、ぐいぐい引き込まれ、全12巻一気読みしてしまいました。

途中、登場人物の短絡的すぎる行動、強靭すぎるフィジカルに驚くことはありますが、他のホラー系のあり得なさに比べたら許容範囲でした。
サスペンスホラー系自体読む人を選ぶので、万人におすすめできる作品ではありませんが、サスペンスホラー系好きにはおすすめの作品です。

まとめ

「モンキーピーク」はサスペンスホラー系の漫画です。
雪山という閉ざされた空間で、謎の猿に襲われながらも、生還を試みるという独特な設定になっています。
サスペンスホラー系の作品には珍しく、比較的話の粗が少なく、ストーリー性もあります。

おすすめする人
  • サスペンスホラー系が好きな人
  • 現実味がある方がいい人
おすすめしない人
  • 話の粗が気になる人
  • ホラー系全般が苦手な人

あなたに合うマンガでしたでしょうか。

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