マンガ「ハニー」レビュー　～原作と映画との違いもレビュー～

食べ物に好き嫌いがあるのと同じように、どんなに面白いマンガでも、人によって好き嫌いがあります。

かなり高いお金だして買ったのに！
何十時間もかけて読み切ったのに！
つまらなかった、、、

という後悔ありませんか？
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。

　

今回はこのような人へ向けて、、、

おすすめの少女マンガないかな？
ドロドロしたやつは苦手なんだよね
明るい気分になれるマンガがいいな

そんな方へ「ハニー」がおすすめです。
最もキラキラした少女マンガと言っても過言ではありません。
映画化もされていますが、断然にマンガがおすすめです。

極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

概要

基本情報

ジャンル	少女漫画、恋愛、青春
作者	目黒あむ
掲載誌	別冊マーガレット
発表期間	2012年8月10日  – 2015年11月13日
巻数	全8巻

あらすじ

それはまだ中学の頃。
雨の中道端に1人の不良が倒れてるのを発見した奈緒ですが、ヘタレのために絆創膏と傘だけ置いて、逃げてしまいます。
そして時は過ぎ高校入学。
奈緒は偶然にもその不良と再会してしまいます。報復を恐れてビビリまくる奈緒ですが、彼の第一声は「結婚を前提にお付き合いしてください」!?

引用：集英社　ハニー　1巻　目黒あむ

レビュー

面白い、魅力などの好評点

キラキラで甘い甘い恋愛

登場人物みんな頭の中がお花畑で、あり得ないほどキラキラしていて、中学生、小学生の妄想恋愛かなと思うほどでした。
「交差点でぶつかって恋に落ちる」というような展開の連続です。
そして、いい人しか出てきません、いい方向にしか行動しません、いい結果にしかなりません。

でもだんだんクセになります。
作者も「ハニー」と題名をつけるあたり、分かってて敢えて甘い部分を切り取って描いたのだと思います。
ここまでキラキラ方向に振り切っている漫画は珍しいと感じました。

読んで前向きになれる

キラキラすぎて、世の中そんな甘くないよ、とは思います。
しかし理想としては、こうあるべきだよね、こう行動すべきだよね、と感じてきます。
結果はどうなろうとも、今自分のできることをしようと、前向きになってきます。

笑顔が可愛い

「ハニー」の作者：目黒あむさんは、笑顔を書くのが非常にうまいです。
本当にみんないい笑顔をします。
個人的には笑顔の上手さベスト1です。

引用：ハニー　2巻

つまらない、難点など不評点

世界観に入れないと全く面白くない

現実ではあり得ないほどキラキラしたことの連続です。
その世界観を楽しめないと、こんなのあり得ないでしょ、都合良すぎでしょ、と終始感じることになります。

漫画と現実を切り分けられない人は注意

まだ世の中の理解が浅い中、世の中はこの漫画のようなものだと理解してしまったら危険です。
世の中悪いことばかり、悪い人ばかり、私は悪くないのにと感じてしまうだろう。
他人のせいにしてばかりだと人生辛くなります。

総評

個人的おすすめ度★★★☆☆

映画化もされて、ある程度有名だったため、読んでみました。
個人的には、世界観になかなか入れず、半分以上4,5巻くらいまでは、都合良すぎと冷めてしまい面白く感じませんでした。
しかし徐々に世界観に入れ、最終的にはクセになり、読み終わった後は意外と面白かったという感想です。
すんなり世界観に入れる人にとっては★4、★5になり得る漫画かと思いました。
また読みながら前向きなエネルギーをもらえるのも良かったです

原作（漫画）と映画との違い

基本情報（映画）

公開日	2018年3月31日
上映時間	105分
監督	神徳幸治
脚本	山岡潤平

キャスト（映画）

鬼瀬大雅：平野紫耀（King & Prince）
小暮奈緒：平祐奈
三咲渉 ：横浜流星
矢代かよ：水谷果穂
南野葵 ：臼田あさ美
小暮宗介：高橋優

レビュー（映画）

映画はかなり原作と違います。
おおまかなベースは同じですが、基本全然違います。
要所要所は同じものの、登場人物の設定、話の順番、イベントなど異なります。

そして原作全8巻分を約100分の映画で、ぎゅぎゅーっと詰め込んでいます。
そのため、ぽんぽん話が進んでいきます。

結果、全部が急展開過ぎて、感情についていけませんでした。
しかも原作を忠実に再現しているわけではないので、原作を知っていても脳内での補完が難しく、余計についていけません。
原作未読の人が見たら、もっとついていけないかと思います。
全くと言っていいほど原作で感じた魅力が伝わってきません。

正直、個人的には非常に残念でした。
原作ファンにとっても、原作未読の人にとっても、いまいちな映画だろうと感じます。

　

余談で、平祐奈さんは平愛梨さんの妹なんですね。
6人兄弟の末っ子で、愛梨さんと14歳もの年の差があるそうです。
驚きました。

まとめ

「ハニー」は題名通りキラキラした甘い部分のみを切り取った恋愛漫画です。

あなたに合うマンガでしたでしょうか。

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