必殺技満載!『黒子のバスケ』がリアルなバスケ漫画と違う3つの理由

「リアルなバスケット漫画」では物足りない…
そんな方にぜひ読んでほしいのが『黒子のバスケ』です!
奇跡の世代による必殺技の応酬や、影の薄い主人公・黒子が仲間を支える縁の下の力持ちとして活躍する姿など、今までにないバスケットボールの世界観が広がります。
あなたはどんな「バスケ漫画」を求めていますか?
ここでしか味わえない『黒子のバスケ』の魅力に迫ります!

このマンガが合う人
  • 「テニスの王子様」が好きな人
    必殺技や派手な演出が満載です。
  • 強すぎる主人公が苦手な人
    主人公は能力平凡な脇役キャラで、主役級の人たちを活かして戦い方をします。
  • イケメンキャラや熱い友情のストーリーが好きな人
    女性人気が高いです。
このマンガが合わない人
  • リアリティを重視したい人
    派手な必殺技や非現実的な演出が売りのマンガです。
  • より成熟したテーマの作品を好む人
    少年漫画らしく、若年層向けの設定が多いです。
  • スラムダンクが大好きな人
    『スラムダンク』と路線は大きく異なります。

マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。
極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。

目次

基本情報:作者、全巻数、あらすじ

基本情報

ジャンルスポーツ(バスケット)
原作・作画藤巻忠俊
掲載誌週刊少年ジャンプ
発表期間2009年 – 2014年
巻数全30巻

あらすじ

帝光中学校バスケットボール部。
部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校。
その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時にいた世代は「キセキの世代」と呼ばれている。

が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。
誰も知らない、試合記録も無い、にもかかわらず、天才5人が一目置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。

(中略)

創設2年目の誠凛高校バスケットボール部は全国制覇を目標に掲げていた。
この部は去年、主将の日向順平、司令塔の伊月俊ら選手はもちろん、監督の相田リコも含め全員が1年生だったが、IH(インターハイ)都予選決勝リーグにまで出場していた。

そこに「キセキの世代」の「幻の6人目(シックスマン)」黒子テツヤとアメリカ帰りの大型新人火神大我が入部する。
実力が一目瞭然の火神とは対照的に、身体能力で劣る黒子は普段から存在に気付かないほど影の薄い選手だった。

しかし、黒子は練習試合を通じて視線誘導の能力を存分に発揮し、存在感のなさを逆手に取った見えないパス回しでチームメイトを圧倒する。
やがて2人は黒子を影、火神を光とするプレイスタイルを確立していく。
そして共にキセキの世代を倒し、日本一になることを約束する。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

レビュー:おもしろい点、つまらない点

おもしろい、魅力など好評3選

〇 必殺技ありのバスケマンガ

『黒子のバスケ』は、リアルなバスケットボール漫画とは異なり、必殺技や派手な演出が多く登場します。
『スラムダンク』がリアリティを重視するのに対して、『黒子のバスケ』は『テニスの王子様』のようにファンタジー要素を取り入れ、キャラクターたちが驚異的な技を次々と披露することが魅力の一つです。

特に「奇跡の世代」と呼ばれる5人のスター選手は、イメージカラーがあり、個性豊かな必殺技を持ちます。

黄:他人の技を即座に完璧に模倣
緑:コート内どこからでもシュート成功率100%
紫:スリーポイントエリア内の失点0に抑える鉄壁防御
など

これらの必殺技は完全にファンタジーのようですが、物理法則には反していません。
「奇跡的にあり得ることを100%の精度で行う」という絶妙なバランスを保っています。
ボールが直角に曲がったり分身したりはせずに、技のインパクトとリアリティの兼ね合いが楽しさを引き立てます。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

〇脇役が主人公

主人公は、「奇跡の世代」の一員でありながら幻の6人目とされる黒子です。
身体能力は平凡で、非常に影が薄い、縁の下の力持ちのような脇役キャラですが、その陰の薄さを活かして高い能力を持つ人たちをサポートします。

黒子の必殺技「ミスディレクション」は、手品の視線誘導のような技で、影の薄さを利用して相手に気づかれずにパスを回したり、相手を抜いたりします。

黒子とアメリカ帰りの火神がタッグを組み、「奇跡の世代」に挑むストーリーは、身体能力が平凡な脇役主人公が陰の薄さを強みにして戦っていくという点で、非常にユニークです。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

〇 女性ファンが多い

『黒子のバスケ』にはイケメンキャラが多く登場し、その点でも女性人気が高い作品です。
たとえば、「奇跡の世代」の一員である黄色はモデルとしても活動している設定があり、ビジュアル面での魅力が強調されています。

また、女子マネージャーが選手たちに「みんなシャツを脱げ!」と促すシーンがあるなど、女性ファンの心をくすぐるシーンも盛りだくさんです。

黒子のバスケのキャラクターはコスプレやイベントなどでも高い人気を誇り、『スラムダンク』にはないファン層の広がりと新たな魅力が詰まっています。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

つまらない、難点など不評3選

× リアリティを求める人には合わない

『黒子のバスケ』は、必殺技を取り入れた演出が特徴で、現実的なバスケットのプレーとは大きく異なります。
そのため、リアルなバスケット描写を期待する人には不向きかもしれません。

例えば、必殺技は非常に派手で、現実では到底実現し得ないプレーも多く、シリアスなバスケット漫画を求める人には「非現実的」と映るでしょう。
真剣なバスケット好きには合わないですが、『テニスの王子様』のようなスポーツファンタジーが好きな人には楽しめる作品です。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

× 対象年齢は低め

『黒子のバスケ』は、少年漫画として10代や20代の若い世代向けに描かれているため、大人向けのテーマや深みはあまり期待できません。
40代の読者が読んでも十分楽しめる内容ですが、若い世代の方が共感しやすい要素が多く含まれています。

そのため、成熟したテーマや人生観に訴えるような内容を求める読者には物足りなく感じるかもしれません。
青春や友情、熱いスポーツ精神を軸にしている分、年齢によって共感度が異なる傾向が強いでしょう。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

× スラムダンクと比べてしまう

『黒子のバスケ』は、バスケットボール漫画として人気の『スラムダンク』とどうしても比較されがちです。
『スラムダンク』はリアル志向のバスケ描写が特徴であり、ファンの間では絶対的な名作とされています。

『黒子のバスケ』はファンタジー要素や女性受けを意識した路線で異なる魅力を持っていますが、やはり「どちらが優れているか」と比較されやすいのも事実です。
両者には異なる良さがあり、必ずしも優劣をつけるものではありませんが、『スラムダンク』を名作とするファンには「黒子のバスケ」に違和感を覚える人もいるでしょう。

しかし、1番ではなくても楽しめる漫画はたくさんあり、だからこそ様々な漫画を読む面白さがあります。
『黒子のバスケ』は『黒子のバスケ』でおもしろいです。

引用:集英社 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

個人的な総評

個人的おすすめ度★★★★☆

必殺技ありのバスケマンガ。
奇跡の世代の一人「コート内どこからでもシュート成功率100%」なんてどうやって倒すの?強すぎない!?
個人的には、これはこれでおもしろかったです。
バスケマンガと言ったら「スラムダンク」というところに新たな風を感じました。

なんででしょうかね?
やっぱり必殺技があると、興奮しますよね。

必殺技ありのスポーツマンガと言ったら
「キャプテン翼」「ドカベン」「アイシールド21」「テニスの王子様」「ライジングインパクト」
など

これらのマンガが好きな人は、「黒子のバスケ」も合うかと思います。

リアリティー重視も魅力はありますが、必殺技ありでエンタメ性を高めた作品も違った魅力があります。
リアリティー重視だと重厚感があり、エンタメ性重視だと軽い傾向です。
人によってどっちが好みか、今どっちを読みたい気分か、で評価は変わってくると思います。

とは言っても、「バスケマンガでおすすめを1つ選べ」と言われたら、やはり「スラムダンク」をあげます。
しかし「黒子のバスケ」がつまらないわけではありません。
「スラムダンク」と比べられて過小評価されがちですが、マンガ全般でみたら「黒子のバスケ」も十分おもしろいと感じます。

色々マンガ読みたいですよね?
「スラムダンク」を読み終わり、気軽に他のバスケマンガも読みたいなら、「黒子のバスケ」はおすすめです。

まとめ:おすすめする人

『黒子のバスケ』は、リアルなバスケ漫画とは一味違う魅力にあふれた作品です。
スラムダンクのようなリアル志向のバスケ漫画ではありませんが、必殺技を使った演出や、どこか奇跡的なプレイにワクワクさせられるはず。
新しいバスケットボール漫画の楽しさを体感してみませんか?
『黒子のバスケ』で、アツい試合の数々にきっと夢中になることでしょう!

購読をおすすめする人
  • 地上最強を夢見るロマンを持っている人
  • 異種格闘技の対決に興味がある人
  • キャラクターの個性を重視する人

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