「地上最強」を目指す男たちの戦いを、想像したことがありますか?
もし、ボクサーと力士が戦ったら、どっちが強いのか…そんな夢の対決を描いた作品が「グラップラー刃牙」です。
この漫画では、現実ではあり得ない異種格闘技戦が次々と繰り広げられ、最強の座を目指す男たちのロマンが炸裂します。
荒唐無稽な展開ながらも、その魅力に引き込まれること間違いなし。
あなたも、最強を目指す男たちの戦いに参加してみませんか?
マンガ趣味歴25年以上、購読数5000冊以上の私があなたに合うマンガをご紹介します。
極力ネタバレなしで内容をレビューします。
あなたに合うマンガかどうか確認してみてください。
- 地上最強を夢見るロマンを持っている人
自分が強くなりたいと夢見たことがあるなら、この作品に共感できるはず。 - 異種格闘技の対決に興味がある人
ボクサーと力士が自分のルールで戦うような非現実的な対決にロマンを感じるなら。 - キャラクターの個性を重視する人
登場人物の個性が際立っている作品が好きなら、きっと楽しめます。
- リアルな格闘を求める人
現実にあり得ない荒唐無稽な展開に納得がいかない人には向いていません。 - グロテスクな描写が苦手な人
暴力的なシーンが多く、過激な描写に不快感を覚える人にはオススメできません。 - 絵柄のこだわりが強い人
序盤の絵が粗いと感じる人や、少年向けの絵柄に違和感を覚える人には合わないかもしれません。
基本情報:作者、全巻数、あらすじ
基本情報
ジャンル | バトル |
---|---|
原作・作画 | 板垣恵介 |
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
発表期間 | 1991年 – 1999年 |
巻数 | 全42巻 |
あらすじ
強き者の高みをめざし、その少年は閃光となって駆け抜ける!!
今はじまる真格闘伝説!!範馬刃牙は“地上最強の生物”=父を超えるため、最強を名乗る男達と戦う!
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
格闘まんがの決定版!
レビュー:おもしろい点、つまらない点
おもしろい、魅力など好評3選
〇 地上最強を志す男たちのロマン
この作品には、地上最強を目指す男たちの夢と欲求が描かれています。
劇中のセリフ、「誰だって一度は地上最強を志す」という言葉が表すように、どこか心の奥に秘めた最強への憧れがありますよね。
たとえそれが現実では実現不可能でも、この漫画ではその究極の戦いが展開されます。
ボクサー、力士、空手家など、各キャラクターが自分の信じる技とルールで戦う姿は、現実の総合格闘技とは一味違う迫力。
異種格闘技戦を想像するファンにとって、夢を叶えてくれる作品です。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
〇 魅力的なキャラクターたち
この作品の登場人物は、最強を目指すキャラクターがとにかく魅力的です。
作者が「漫画はキャラクターだ」と豪語するだけあって、範馬勇次郎、花山薫、渋川剛気など、それぞれが自分の信念を貫き通す姿勢に惹きつけられます。
素手で車を解体したり、土管を消したり、思わず笑ってしまうほど強烈な描写も盛りだくさん。
特に、20巻以降で繰り広げられる最大トーナメントは見どころで、各キャラクターがどのように戦うのか、期待を上回る展開が待っています。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
〇 圧倒的なアクションシーンの迫力
躍動する肉体、波打つ肌、鬼のような形相まで、絵で表現される戦闘シーンが圧巻です。
静止画ながら、その迫力とスピード感を一瞬たりとも損なわない描写には目を見張るものがあります。
殴られた時の顔の変形や、瞳孔に描かれる謎の線など、独特な表現方法がオリジナリティを持ちながらも、効果的にアクションの激しさを伝えます。
他の少年漫画にはない、ジャンプやサンデーとは一味違う迫力とバトルアクションが、読者を一瞬で引き込むでしょう。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
つまらない、難点など不評3選
× バキの圧倒的存在感がバランスを欠く
この作品の主人公である範馬刃牙の物語は面白いのですが、彼の存在感があまりに強すぎて、他のキャラクターとのバランスがやや崩れてしまう部分があります。
また、父親である範馬勇次郎の強さは「荒唐無稽」と言わざるを得ないほどで、現実味に欠ける展開が見られることも。
ただ、その荒唐無稽さも含めて楽しめる人には大いに魅力的かもしれません。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
× グロテスクな描写が多い
「グラップラー刃牙」は、戦いを描く以上、暴力的なシーンが避けられません。
それがこの作品の魅力の一つでもありますが、グロテスクな描写が苦手な人には少しキツいかもしれません。
登場人物が「強い奴と戦うことこそが快楽」というスタンスを持っているため、激しい暴力描写や血まみれのシーンが多々あります。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
× 序盤の絵がとっつきにくい
序盤の絵が少し荒削りで、とっつきにくいと感じるかもしれません。
特に、ガイアのデザインなど、少年向けというよりはサブカルチャーっぽい印象が強く出ています。
ただし、後半に進むにつれて、絵のクオリティが急激に向上し、キャラクターたちがより美しく、迫力あるものとして描かれていきます。
序盤の違和感を乗り越えれば、その先には圧倒的な魅力が待っています。
引用:秋田書店 「グラップラー刃牙」 板垣恵介
個人的な総評
個人的おすすめ度★★★★★
「人として生まれ男として生まれたからには誰だって一度は地上最強を志すッ」
男のロマン全開のマンガです。
決してリアリティを求めて真面目に読んではいけません。
半分ギャグマンガです。
ロマン全開過ぎて、振り切っていて、それが熱い。
ジャンルは「バキ」と言っていいほど、独特の世界観でハマる人はどっぷりハマります。
私もハマりました。
個人的には、変にウンチクを絡めてくるところが、意外と好きです。
例えば、第1話で刃牙が試合前に炭酸抜きコーラを飲むシーンで。
「ほう炭酸抜きコーラですか…たいしたものですね」
「炭酸を抜いたコーラはエネルギーの効率がきわめて高いらしくレース直前に愛飲するマラソンランナーもいるくらいです」
真面目に事実関係を調べたら、こじつけ感はあります。
しかし逆にロマンを感じませんか。
ただ「うっ、、、」となるほど痛々しい描写があります。
古いマンガなので、そこまで絵はリアルではないのですが、やっていることが痛々しいです。
個人的にゾワゾワっとしたのは、「握撃」「紐切り」。
「握撃」
花山薫の超人的な握力で敵を握り潰す技。
両手で敵の手や足を挟み、血管を圧迫して爆裂させる。
あまりの握力により、皮膚が風船のように膨らみ爆発する。
「紐切り」
相手の身体に貫手を突き刺し、神経や血管、腱を引きずり出して千切る鎬昂昇の技。
神経を切断するため、一撃で腕を使えなくしたり、視力を奪う。
痛々しいですが、これはこれでロマンを感じませんか?
他にも合気道や中国4000年の歴史など、たくさんのロマンが出てきます。
全42巻で巻数にしたら多く感じますが、アクションメインで文字が少なめなので、サクサク読めて実質20巻くらいの体感です。
気軽に読めますので、男なら一度は読んで欲しいです。
「漢なら喰らえッ」
まとめ:おすすめする人
「グラップラー刃牙」は、地上最強を目指す男たちの壮絶な戦いを描いた、まさにロマンあふれる作品です。
現実ではありえない異種格闘技戦が次々と展開され、その魅力に引き込まれます。
もし、最強が誰かという謎や夢に心が躍るなら、この漫画はあなたの想像を超える面白さを提供してくれるでしょう。
さあ、あなたも地上最強の男たちの戦いを目撃してみませんか?
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